海外留学 体験談

本校卒業生がイギリス提携校へ入学





UNIVERSITY FOR THE CREATIVE ARTS提携校
イラストレーション科 平成19年9月1日入学
大須賀 侑子
(平成17年度イラストレーション科卒業)



私がイギリスの大学への進学を希望した理由は、まず第一に違う文化の美術というものを肌で感じたかったからです。そして日本とは異なり、大都市に於いても昔の建築物がそのままの形で残されているというこだわりと、ヨーロッパならではのデザインに惹かれました。

提携校であるUCAの説明会に数回参加して内容の確認・学科選びを経て、東京デザイン専門学校の「留学支援制度」(英語学習奨励費の支給、入学時の奨学金制度 等がある)を利用して留学することを決めました。 留学へ向けての準備としてはじめに英会話力を要求され、学校を卒業した後英会話学校へ通いつめました。なんとか日常会話はマスターしておこうと思ったのですが、普段日本語を話す環境の中にいて、たった1・2時間のレッスンでの上達には厳しいものがありました。レッスンを開始し半年程たった後、イギリスに渡り現地の語学学校に入学しました。 現地に着いても頭では分かっても、とっさに言葉にできないという状況がほとんどで、日本にいた頃からもっと積極的に英語を勉強していればと、後悔したりもしました。また、ビザを得るための書類や大学へのポートフォリオの作成、入学手続きなど、英語で記入しなければならないものも多く、時間の余裕を持つ事の大切さを改めて感じました。 約1年間の英語学習を終えて英語の試験もなんとかクリア出来、現在はUCAのIllustration Course で、Illustrationにまつわる全てのテクニック、歴史などを学んでいます。日本と違うのは自分のやりたいと思う事を思い切りやれるという事だと思います。裏を返せば、やりたい事が無いと何をして良いのかわからないまま日々を過ごしてしまいます。初めは何から何まで自分で考え、材料を用意し、物を創るという工程に慣れず苦労しましたが、大学の教授たちはそんな生徒一人ひとりにとても丁寧に接してくれ、物を造る際にヒントをくれたりします。それによって何をつくり、何を表現したいのかといった方向が見えはじめ、視野も広がるのです。今後は様々な印刷技法(シルクスクリーンプリントなど)を貪慾に習得し、それらをイラストにどう生かすか、見つけていきたいと思っています。

日本人がイギリスの大学に入学する場合、私と同じように日本とは全く違った環境に最初は混乱してしまうかもしれません。しかし、周りのイギリス人生徒のみんなも、同じスタートラインに立っているということを忘れなければそんなに緊張せずに済むと思います。イギリスの大学は全て3年制【高校卒業後、1年間の「基礎コース」を経て大学の修士課程(=3年制)に入学する。本校卒業生は、この「基礎コース」が免除となる。】で、今回私は大学の修士課程1年次に入学しました。これは、日本の大学の2年次にあたります。 入学してもなお、英語や授業に熱心に取り組まなければ時間は一瞬に過ぎて行き、とても薄い3年間になってしまうと、大学のOBの方に教えていただきました。3年間を色濃いものにする為に、漠然としてでも良いので、自分が何を表現したいかを頭の中に描いておく、自分の好きなアーチストについて調べるなど、芸術について考える癖をつけておくと授業を進められやすいと思います。当然かもしれませんがテーマに沿って小論文を作成する授業も多いので…。 そして、これは私の失敗談からですがイギリスに来る前に、最低限の英語を身につけておくと、より余裕を持って過ごせると感じます。さらに勉強や、友達との交流を積極的に楽しむ事が、楽しい学生生活に繋がると実感しています。色々書きましたが、最後に、あまり気負わずに楽しもうという精神が大事です。

平成19年10月

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